電子国土(旧版)から地理院地図への移行

はじめに

地理院地図の正式公開に伴い、旧版の電子国土Webシステム(Ver.1〜4)は2014年3月末にサポートが停止され、2015年7月14日に運用も停止されました。このページでは、既存の電子国土版ルート地図を地理院地図版ルート地図に移行する方法を説明します。

超簡単編

電子国土版ルート地図で使用していたJSGI形式のGPSデータは極力変更せず、2つのHTMLファイルを置き換えるだけで、地理院地図版ルート地図として表示させる方法です。ダウンロードのページから、gpsweb-X.X.zip(X.Xはバージョン番号)の最新版をダウンロードし、適当な場所で展開して下さい。以降の説明で用いるファイル一式が入っています。

「基礎編」の移行

例として、電子国土版ルート地図の「基礎編」を用いて、サイト内に次のようなディレクトリ構成で設置したdmap_ex1.htmlでルート地図の表示を行っている場合について説明します。

ディレクトリ構成例
public_html / index.html(トップページ)
	|
	+--webtis_map_obj.htm
	+--example / routemap.xml
	+--dmap_ex1.html

この場合は、赤字のファイルを、gpsweb-X.X.zipを展開して得られるwebtis_map_obj.htmで差し替えて下さい。リンクを辿ると、差し替え後のルート地図を閲覧できます(ブラウザの戻るボタンで戻って下さい)。

「応用編」の移行

例として、電子国土版ルート地図の「応用編」を用いて、サイト内に次のようなディレクトリ構成で設置したdmap_ex2.htmlでルート地図の表示を行っている場合について説明します。

ディレクトリ構成例
public_html / index.html(トップページ)
	|
	+--webtis_map_obj.htm
	+--routemap.html
	+--routemap_sub.html
	+--js / routemap.js
	+--example / routemap.xml
	+--dmap_ex2.html

この場合は、赤字のファイルを、gpsweb-X.X.zipを展開して得られるroutemap.htmlで差し替えて下さい。リンクを辿ると、差し替え後のルート地図を閲覧できます(ブラウザの戻るボタンで戻って下さい)。

routemap.htmlの中の基準URL(下記の緑字の部分)は、設置したサイトに合わせて変更して下さい。

rootmap.html(抜粋)
<script type="text/javascript"><!--
var param = { scl: 18000 };
var baseurl = 'https://anineco.github.io/gpx2jsgi/'; // 基準URL

制限事項

以上の制限が問題になる場合や、Web地図のより進んだ機能を利用したい場合には、地理院タイル+OpenLayersで開発することを推奨します。

JSGI→KML変換

GPX2JSGI Ver.1.5に、JSGI形式のファイルをKML形式に一括変換するユーティリティJSGI2KMLが付属しています。ダウンロードのページからgpx2jsgi-1.5.zipを入手して、適当な場所に展開して下さい。操作法については、JSGI2KMLを参照してください。

更新履歴

2015-03-07 JSGI2KMLの説明をGPX2JSGIのページに移動。
2014-11-03 サイトを全面的にリニューアル。
2013-12-30 routemap.htmlのURL encode/decodeのバグを修正。
2013-12-27 新規作成。第1版公開。

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